ブログ市長また暴走 防災無線で報道批判(産経新聞)

 鹿児島県阿久根(あくね)市の竹原信一市長がブログに障害者への差別ともとれる記述を掲載した問題で、竹原市長が防災行政無線を使った市民への新年のあいさつで「マスコミが私を陥れようとしている」などと話したことが6日、関係者への取材で分かった。書き込みをめぐっては、県や市の議会が謝罪を求める決議を可決するなど、批判が続出。報道への“恨み節”を防災用の無線で展開した格好だが、「立場を利用して一方的に言いたいことを流しただけ」との批判も上がっている。

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 ■「陥れるためだ」

 複数の同市市議らによると、無線であいさつが流れたのは5日午後7時35分から数分間。竹原市長が市政運営を報告する中で、ブログについて「文章を掲載して1カ月後にマスコミが騒いだ。陥れるためだ」と報道を批判したという。

 竹原市長は昨年11月8日付の自身のブログで、《高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている》《『生まれることは喜びで、死は忌むべきこと』というのは間違いだ》と、障害者の出生を否定するような記述を掲載。書き込みに対し、全国の障害者団体などが猛抗議し、市議会も12月議会で、謝罪を求める決議を可決。さらに鹿児島県議会も書き込みを非難する決議を可決した。

 こうした動きに対し、竹原市長は謝罪していない。12月市議会の一般質問の場でも、「差別というのは誤解。謝罪はしない」と答弁し、かたくなな姿勢をみせた。市の規定は、防災行政無線は「防災、行政事務および広報」以外には使用できないと定めている。マスコミへの“恨み節”を語った今回の無線の使用だが、市では「年頭あいさつが目的で、行政事務に当たる」との認識だ。内容について上野正順総務課長は「市長の判断なのでコメントする立場にない。市長は取材には応じないと言っている」としている。

 ■「聞く耳」持たず

 市長はこれまでも、1円単位での職員給与一覧を自身のブログで公開。方針に反発して人件費総額が掲載されたビラをはがした職員を懲戒免職処分とした。

 4日の仕事始めでも「命令に従わない職員には辞めてもらう」と訓示するなど、“攻撃的”な姿勢は新年になっても変わっていない。「以前からアドバイスに耳を貸さなかったが、最近は特にその傾向が悪化している」(地元市議)という。鹿児島大学の平井一臣教授(政治学)は「報道を批判するのであれば、会見を開くなどして、きちんとしたルートですべきだ。無線を使っての放送は、市長という立場を利用して一方的に言いたいことを流すという批判を受けても仕方ない」と話している。

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